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2010年4月

湧き水散策MAPin北中城村

去年、水源地フォーラムでお世話になった「おきなわ環境塾」の後藤さんから、出版物が届く。

Map
平成の名水百選に選ばれた「北中城村 荻道・大城地域」の湧き水MAPと、水源地フォーラムでも取り上げられた、森と湧水のしくみ等もわかりやすく紹介されている。

この地域は、世界遺産に登録されている「中城城跡」をはじめ、沖縄の文化を伝える「中村家」他、数々の文化財が点在しており、散策するのがとても楽しい。

この資料に関するお問い合わせ

北中城村役場 生活環境課 098-935-2233(内線273)

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夫婦(みぃとぅ)ガーin宮古島市

確か7.8年ほど前?に一度訪ねた井戸を探してみた。
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少し見えずらいかと思うが、手前と奥にふたつ並んだ掘り抜き井戸が確認できる。

手がかりとしては、松原集落にあったこと、ふたつ井戸が並んでいたこと。
その話を近所に住む、当時96歳になられるおじいちゃんに伺ったということだけだった。

とにかく、松原の集落に入ってそれらしきものがないか探していると、ひとりの男性が声をかけてくれた。

探している井戸のことを話すと、その井戸も話を伺ったおじいちゃんのこともすぐにわかったらしく教えてくれた。

そのおじいちゃんは、2,3年ほど前にお亡くなりになったようでお会いできずに残念だったが、教えられた通り、井戸を訪ねることができた。
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「用水池のすぐ近くにあるからすぐわかるよ」
と教えて頂き、集落入り口のその場所にもどると、この一帯だけ、木々がこんもりとしている場所がありすぐそこだとわかった。

この井戸自体の話は、詳しく覚えていないのだけど、そのおじいちゃんのお話しはとても楽しく深かった。

10年間、沖縄の湧き水を取材した中でも特に印象的な言葉があった。

「昔の人たちはこう言っていた。『井戸を掘るなら、水の湧くまで掘れ』」

もちろん、宮古島が水に大変苦労をした土地であることから理解できることもあるが、何事も一度決めたら諦めずに最後までやり抜くことこそ大事であるという教えのようにも聞こえた。

長老の言葉は財産だと思った。

昔の人は、お年寄りがひとりなくなると「図書館がひとつなくなってしまった」と言っていた、という話を聞いたことがある。

もっと、もっと、いっぱい話を聞きたかった。

今、できることは、自分の周りにいる(親も含めて)年配の人たちと出来るだけ話をする時間を持ち、いっぱい話を聞くことなのだと思う。

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友利のあま井(ガー)in宮古島市 2

旧城辺町、友利元島遺跡の西側に位置する自然洞窟井泉
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18世紀頃には、この泉が確認されており、1965(昭和40)年に上水道が敷かれるまで、地域の人々の飲料水をはじめ、生活すべてに使われるほど、豊富な水量があった。
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折口から湧き口まで、深さ20メートル。

当時、水汲みは女性達の仕事で、両肩に天秤棒で水を担いだり、頭に桶をのせてこの階段を上り下りしたという石段を下りると石段は、丸くすり減っている。水汲みは過酷な重労働だったに違いない。
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まだまだ下に続く石段。
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下は真っ暗で、降りることができませんでしたが、大きく口をあけた洞窟の底に降りていく水汲みは、その場に立つと本当に大変だったと想像できる。

特に宮古島は、このように洞窟の中から湧き出る水を利用した場所が多くある。

平たい島には、ほとんど山らしいものもなく、河川も見あたらない。

島の人々は、どうしても深い水脈から、生きるための水を汲まなければならなかったのだろう。水に苦労した島の人々の生活を、湧き水を訪ねることによりほんの少しだけ垣間見ることができる。

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ファミリーマート名護郵便局前の井戸in名護市

なにコレ珍百景にも登録できそうなちょっと変わった井戸をご紹介。
名護市内のファミリーマート前にこのような形で井戸が残されています。
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『井戸』としか書かれていないので、何という名前なのかがわかりませんが、200年の歴史のある古い井戸のようです。口を覆うふたにはカギがかかっていることから、水も湧いているものと思われます。
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時代的には、1700年代、琉球王朝時代から水の湧く、古い井戸のようです。
沖縄では、今でも多くの井戸が大事に守られていますが、やはり様々な理由で埋められたり、拝所として形だけ残したり、または、井戸の水脈は残したまま、水を汲む口を移動させたりしている場所も少なくありません。
そんな中、道路になろうとも、建物が造られようとも井戸だけはしっかり残そうという思いを感じる井戸に時々出会います。

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コンビニという近代文明化された街並みの中にも、しっかりと存在感をもつこの井戸に静かな感動がこみ上げてきます。

特に沖縄ではこのように井戸が大事にされている印象がありますが、県外の場合はどうなのでしょう。
もし、みなさんがお住まいの地域で、使わなくなった井戸はどのようにしているのか、是非、教えて頂きたいです。

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詳しいことは今回、お話しを聞くことができませんでしたが、機会があれば、是非、井戸の物語を聞いておきたいと思っています。
何か情報をご存じの方がおいででしたらお知らせ下さい。


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